「あぁァアーッ!!」


「五月蝿えぞ伊作!朝っぱらから何喚いてやがる!」
「もう昼だぞ文次郎」
「知るか!俺は昨日徹夜だったんだよ!」
「それは文次の趣味だろ?」
「違ッ 委員会だ!」
「だから趣味だろう。いたいけな下級生に不眠を強要する」
「やめろその言い方!なんか変態みたいじゃねーか!」
「変態じゃん」
「小平太にだけは言われたくないその台詞ー!?」
「壊れたなあ」
「もういい黙れ文次郎。エクスクラメーションマークがウザい」
?ちなみにエクスクラメーションマークとは ”!” マークのことです☆ミ
「誰のせいだよ!」
お前だが?そんなことよりも、伊作はどうしたんだ一体」
「見事に廊下を塞いでんなあいさっくん」
「涎まで垂らしてるぞ」
「稀に見るアホ面というか・・・魂が抜けてるな。」

「オイ今そこで伊作の魂捕まえたんだが・・・。伊作しらねえか?」
「おー留ちゃん!長次も!いいところに来たな!今丁度いさっくんが死んでるところだよ」
「文法おかしくね?」
「・・・・それは、いつものことだろう」
「とにかく魂戻してやれ」
「おー・・・そうだな。しかし一体何があったんだ?」
「しらん。伊作の物凄い絶叫が聞こえて廊下に出たら倒れてたんだ」
「もしや・・・・曲者か!?」


「あの・・・それについては私から・・・」
「あれーじゃん。珍しく登場が遅かったね」
「いやあ着替えててさ!」
「着替えてたって・・・お前髪バッサバサだぞ。何本アホ毛立ってんだ」
「唇に変な跡ついてるし・・・紅でも引いたのか?口さけてるぞ
「・・・・袴の帯が立て結びになってるが」
あと胸が抉れてるぞ
尻がでけえ。足も太い
「皆元気にダメ出しの嵐ありがとう!急いで戻ってきたのにこの扱い!ていうか後半二人虐めだろ!このドS学年!泣いていい?
「とりあえずこれで顔拭け」
「ああ・・・ありがとう留三郎」
「で、何があったんだ?」
「・・・とりあえず伊作起きた?」
「いや顔色は戻ったが起きないぞ。余程ショックなことがあったと見える」
「ていうかもなんか元気ないな」
「静かで丁度いいだろ」


「ハッ僕は一体・・・!?」
「漫画の良くある一番みたいな起き方だな」
「それは・・・まあわかりやすいからな」
「大丈夫か伊作?」
「私いつも思うんだけどさ、保健委員のいさっくんが保健委員を必要としている場面が誰より多いよね」
「・・・それは・・・言うな小平太」
「不運だからな」
「今君たちと友人になったことに不運を感じたよぼくは・・・」
「えー?そう?じゃあバイバイないさっくん」
「嘘だから!やめて出番とらないで
紅とれたか?」
「うーん、とれてる?」


「ウワアアアアアアアアア!!!」


「あ、伊作おはよ」
「いまの叫びを聞いて普通に挨拶か」
「挨拶は大事だよもんじろう。それにもうなんか・・・いいかなって」
「何がどういいの?てかさー目が死んでるぞ!」
「伊作落ち着け。あれはだ。口が裂けていてもアンテナ立っててもだぞ。 妖怪じゃない 岡目八目じゃない」
「誰かアホの留三郎に岡目八目は妖怪じゃないと教えてやれ」
「それよりこの流れでいくと仙蔵は大事な台詞を噛むから気をつけなね!」

?六年お題(ぴくしぶで配ってたのを拝借したよ☆土下座)
■大事な台詞で噛む仙蔵
■傍目八目を妖怪だと思っている食満

「六年御代か。ここで使うのかお前ヒャ
「大事でもない台詞で噛んだ!いやあネタは使えるうちに使おうと思って」
「裏事情的な話すんのはやめろ!あと岡目八目は妖怪だろ?」
「ホントドアホウだなテメェは・・・・」
「あんだと!?そういうお前は表面張力を月面宙返りって間違えて田村に疑問符出させてただろうが!」
「アッてめええええ何言ってんだ」
掠り方が微妙すぎるな
「それは田村も困っただろうなー。」
「大じょぶだよ文次郎・・・私カルボナーラをボラギノールって間違えた奴知ってるよ!」
「黙れ!止めろォその親身さ!」
「カルボナーラとかボラギノールとか何だ?室町時代だぞ!」
「(小平太 今更)」 ←でも言わない


「・・・・本当に出番ないんだけど僕・・・泣いていい?」
「泣いていい?は既にが使った台詞だぞ。気をつけろ」
「そしてこれから使うことになる台詞だよ。伊作逃げないで」
「ごめん暫くトラウマになりそうなんだ ショックが大きすぎて」
「私がトラウマになりそうだけどね!心の傷深いけどね!」
「本当に何があったんだお前ら」

「・・・・それはつい四半刻ほどまえのことでした」
「三十分って言えよ伊作」
「今更時代考慮とか意味ねえぞマジで」
「煩い文次郎留三郎!一々突っ込むな!話がちっとも進まないじゃないか!」
「続けろ」
「・・・・いつもの通り綾部の掘った穴に嵌まった私は自分の手当てを済ませ廊下を歩いていました。
手の甲に出来た珍しい形の傷を見ていると視界のすみをふと黒いものが過ぎり、顔をあげたところ、六年長屋には凡そ相応しくない格好の後姿、即ち女子、が目に飛び込んできました。慌てた私はとりあえず事情を聞くべくその後姿を追いかけ、手首を掴んで呼び止めたところ、」

「それはなんと女装をしただったのだ!!!!!!!」

「うわあああああああああああああああ!!」
あああああああああああああああ!!
「アッ嗚呼ああああああああああああああああ!」

「・・・そんな叫んでやるなよ・・・」
「・・・・五月蝿い・・・」
「ていうかなんで怪談調!?しかも仙蔵はわざとでしょ!?顔笑ってるよ!」
「すまん。しかし本気のほうが傷つかないか?」
「ああ・・・そうだね・・・留、長次、ありがとうね・・・」
「それはいさっくん、ショックだっただろうなあ」
「久しぶりに同情したぜ」
「そういや伊作大丈夫か?気付薬飲むか?」
「留はやっぱありがとう取り消す 一番ショックなのは私でしょ?・・・何?大体初めからおかしいじゃん。なんで女の私が女装の補習うけにゃならんの?」
「自業自得だろーがそれは」
は普段出掛けるときも男装してるじゃないか。見たこと無いぞ女の格好」
「それはだってお前ら(主に伊作と仙蔵)と一緒に女の格好で町歩いたらあとで剃刀送られるから」
「なるほど」
「カッコ入れるなら最初から伊作と仙蔵って言えよ」
「そこ突っ込むの留三郎!もてないっていってるみたいで悪いかなって・・・!」
言ってんだろーが!
「しかも講師が山田先生だしさあ・・・」
「俺は無視か」
「文次郎だからな!」
「比企それは・・・気の毒だな」
「そうでしょ仙蔵!?それはないでしょ!しかもダメ出しの嵐!なんで山田先生に!一応女の私が!女装の補習で!ダメ出しされなきゃならないのー!!?泣いていい?」
「ここで言うのかその台詞」
「区切って言うな・・・。哀れさが増すから」
「同情するなら金をくれ留三郎」
「古いなーは」
「むしろ超未来的だろうが」
「(いえ●きこ か)」

・・・悪かったよ・・・気絶したりして。まさか山田先生の女装の補習受けてたなんて思わなかったよ」
「絵に描いたような同情だね伊作・・・いいんだよもう どうせ私は伝子さんに負ける女だよ」
「一応をつけろ
「文次郎本当鬼だよね」
「(仮)もつけろよ」
「小平太まで・・・」
落ち着け、大丈夫だから」
「留三郎、一応聞いとく、何が?
「まあ、女装はある意味押し切ったもの勝ちだからな?」
「せんちゃん、まとまってない、まとまってないよ」

「(が女の格好をするのは女装とはいわないだろう・・・・)」 ←やっぱり言わない





「六年お題つかいきれなかったな」 「次回に回す腹積もりだよ!あっはっは、ごめん!