*ここは早朝の食堂です


「留さぶろー・・・デブ専なの・・・?」
「はあ!?」
「えええええ!そうなの!?」
「ふざけんな!!そろそろ殺すぞ!伊作は信じるな!」
「あ、よかった嘘か」
「決まってるだろーが!朝からトチ狂ったこと言うな」
「わ、私だってそんなこと思いたくて思ってるんじゃないよ!夢に出てきたんだよ!相撲取りと腕くんで町歩いてる留が!凄い焦ったよ!見てこの隈!私の精神的ダメージは半端じゃないよ!」
「俺のダメージのほうが半端ないわ!どういう夢見てんだよ!」
「そっか・・・ただの夢か・・・よかった・・いや別に差別するわけじゃないんだけどね・・・。流石に相撲取りはビジュアル的に・・・これからどうやって付き合っていこうかと思ったよ。彼女とか紹介されそうになったら全力でかわしたよ」
「うん紹介しねえからな」
「え!いるの?いるの?」
「えええ留さん!知らなかったよ!」
「いねーよ!いたら教えないっていってるの!」
「アッ留の口調が後輩向けになってる 私子供扱いされてる」
「お前を同級生としてどう扱っていいかもうわかんねーよ」
「おはよー!朝から疲れてるなー留三郎」
「小平太長次おはよー」
「おはよう」
「小平太・・・、こいつどうにかしてくれ」
「え?を?ははっ。無理だろ!だぞ。なあ長次」
「(こくこく)」
「それはどういう意味なの?私は私そのものを貶されているのか?」
「何言ってんだいつものことじゃないか!」
「うん、まあね」
「そこで開き直るのかよ!あーもうお前といると疲れる!凄え疲れる!」
「何騒いでんだ朝から。うるせえ」
「好きで騒いでんじゃねーよ!」
「もんじおはよー仙蔵もおはよー」
「ああおはよう。今日も朝から煩いな」
「仙蔵は今日も朝から皮肉っぽいね!今ねー留三郎のっムガ」
「お前は余計なこと言うな!」
「何だ気になるじゃないか。何を話していたんだ?伊作」
「どーせ下らねえことだろ。留三郎の話題なんぞ」
「あんだとコラ!言うな伊作!」
「えーとね、女の子の好みの話をしていたんだけど」
「(あっよしっうまく誤魔化した)」
「え!そうなの?私も混ぜて混ぜて!」
「留三郎の好みの女か」
「留三郎は華奢な子を目で追ってるよね」
「伊作俺たちは友達じゃなかったのか?つーかなんで俺中心なんだよ!小平太はどうなんだ」
「むがむが」
「あ悪ぃ
「私は乳が大きい子が好きだな!」

「あー」
「・・・・・・・・。」
「・・・・・・・はぁー・・・」
「・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(あ、鳥だ・・・)」

「ハイ今私の胸元見て胸中で溜息吐いた奴丑の刻に参ってやるから覚悟するよーに」
「私は胸中で溜息なんぞついてないぞ。きちんと口で吐いた」
「仙蔵それはなお酷いよ!」
「ああ、のそれ胸だったのか!私腹かと思ってた」
「喧嘩売ってるの小平太?どんだけ長い腹の持ち主なんだ私は?」
「溜息を禁じえねー腹だろ」
「胸だってもんじろう」
「あ・・・・・・発育不全とかで悩んでるんだったらいつでも相談に」
「乗らなくていいよ伊作。私は着やせする性質なの!」
「それは脱いだら凄いという意味か」
「そこで食いつくなよ!もうやめようぜこの話題!」
「留三郎が振ったんじゃないか」
「元はと言えばの所為だ!」
「じゃあ自業自得だな!続けよう!で、脱いだら凄いのか?」
「脱いだら凄くてもこいつじゃ全然価値無えだろ」
「あー私も文次郎は絶対厭だから大丈夫さ!大体お前女の子に冷たすぎると思うよ。そんなんだからコロコロ相手が変わるんだよ」
「ほっとけバカタレッ!!!」
「・・・・・・薮蛇」
「まさしくな。の言うことにも一理ある。そもそも文次郎は理想が高すぎるんだ」
「仙蔵!?」
「でもこのまえ一緒に町歩いてた女すっげー美人だったよね!どうやって引っ掛けたの?」
「え?私その人知らない!どんな美人?」
「もう、すごい、こんなボインバインの」
「いーなーいーなー紹介してよー」



「・・・・・・・・・、い」
「ん?何?長次」
「・・・・・・・・・・・・・・・人は、胸じゃない」

*人が 手のひらを返す 決定的 瞬間

「・・・!長次・・・!!」

「その通りだぞ文次郎」
「流石長次だな!だってさ文次郎」
「そうだよ。見習いなよ文次郎!」
「文次郎・・・お前最低だな」


「何で俺だけなんだよ!?」
「そこは役回りだね!」
「お前の所為だろーが!!!!!!」




(でも長次確か4年のときくの一教室の先生と噂になってたよな)(すごい巨乳の・・・)